強皮症センター長

住田隼一

強皮症センターについて

全身性強皮症は皮膚と内臓諸臓器の線維化と血管障害を特徴とする膠原病です。1974年に難病に認定され、基礎研究・臨床研究が継続的に進められてきましたが、その病因はいまだ不明です。他の膠原病に比して免疫抑制療法の効果が低く、膠原病領域では「最後の難病」と言われています。東大病院皮膚科では1980年代から強皮症専門外来を開設しており、同専門外来で経験を積んだ医師が厚生労働省強皮症研究班の班長を代々務めるなど、日本の強皮症診療・研究において中心的な役割を果たしてきました。生物学的製剤を中心とした免疫療法や肺高血圧症治療薬の飛躍的な進歩に伴い、2000年代後半からはアレルギー・リウマチ内科、循環器内科と協力し、患者さんが大学病院に求める最善かつ最先端の治療を安全に提供するべく努力して参りました。このような経緯を踏まえ、2018年4月に強皮症センターを設立しました。当センターでは全身性強皮症の診療経験を豊富に積んだ複数診療科の医師により、診療科横断的な集約的診療を実現し、患者さんが大学病院に求める質の高い医療を提供することを目指しております。

外来日

強皮症センター外来

火曜 午前
水曜 午前
木曜 午前

膠原病外来

火曜 午後
木曜 午後

初診時はまず午前中の強皮症センター外来を受診していただくことを原則としております。

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