東大病院皮膚科に好酸球性筋膜炎で通院中の方、および過去に通院していた方へ

 現在、東大病院皮膚科は「本邦皮膚科領域における好酸球性筋膜炎の実態調査」に参加しております。この研究は本邦における好酸球性筋膜炎の実態を明らかにするために 行われる多施設共同研究で、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)「強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン作成事業」の活動の一環として行われます。

【研究課題】
 本邦皮膚科領域における好酸球性筋膜炎の実態調査(審査番号 2018055NI)

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】
 この研究は福島県立医科大学医学部皮膚科を主任研究施設として行われる多施設共同研究です。本学は研究分担施設としてデータの提供を行います。研究機関と研究責任 者は次に示すとおりです。

 主任研究機関 福島県立医科大学医学部皮膚科
 研究責任者 山本 俊幸
 担当業務 データ収集、データ解析

 本学の研究責任者 浅野 善英 皮膚科 准教授
 担当業務 データ収集

 他の共同研究機関
 熊本大学皮膚病態治療再建学 尹 浩信
 担当業務 データ収集

 金沢大学医薬保健研究域医学系皮膚分子病態学 竹原 和彦
 担当業務 データ収集

 福井大学医学部感覚運動医学講座皮膚科学 長谷川 稔
 担当業務 データ収集

 筑波大学医学医療系皮膚科 藤本 学
 担当業務 データ収集

 群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学 石川 治
 担当業務 データ収集

 和歌山県立医科大学医学部皮膚科学 神人正寿
 担当業務 データ収集

【研究期間】
 承認日~2019年3月31日

【対象となる方】
 2015 年 1 月 1 日 ~ 2017 年 12 月 31 日の間に当院皮膚科で好酸球性筋膜炎と診断された患者さん。

【研究の目的】
 好酸球性筋膜炎は非常に稀な疾患とされていますが、実際にどの程度の発症率なのかは世界的にみても報告が非常に少なく、さらに本邦における好酸球性筋膜炎の疫学的な データは明らかではありません。 本研究の目的は、「強皮症・皮膚線維化疾患の診断基 準・重症度分類・診療ガイドライン作成事業」に 参加している施設への調査を通じて、本邦における好酸球性筋膜炎の実態を明らかにすることです。

【研究の方法】
 この研究は、東京大学医学部倫理委員会および福島県立医科大学倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている血液検査や尿検査結果、画像検査、病理検査などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

【個人情報の保護】
 この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
 あなたの情報・データ等は、福島県立医科大学皮膚科に送られ解析・保存されますが、送付前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、送付されます。送付前の情報・データ等および 対応表は当研究室において浅野善英が、電子データはパスワードロックをかけたスタンドアローンのパソコンで、紙媒体は鍵のかかるロッカーで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行うこともでき ます。
 この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで 2019 年 1 月 31 日までにご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。
 研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

 この研究に関する費用は、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)「強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン作成事業」の研究費から支出されています。

 尚、あなたへの謝金はございません。

2018年10月

【問い合わせ先】
   東京大学医学部附属病院皮膚科 准教授 浅野善英
   住所:東京都文京区本郷7-3-1
   電話:03-5800-8661(内線 37454) FAX:03-3815-1503
   Eメールでのお問い合わせ:yasano-tky@umin.ac.jp



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